奥羽・羽越新幹線、北海道新幹線旭川延伸は効果はあるのか?
今回は東日本地域の新幹線延伸効果について試算しようと思います。1973年のオイルショックがあるまでは実際に計画されてたみたいです。
それに北海道新幹線での計画では終着駅は旭川になっていますが、札幌終点が濃厚でしょう。
貨物新幹線導入と並行在来線
羽越や奥羽地域は貨物輸送の需要が高く、現在貨物新幹線の開発をしています。実現には時間がかかると思いますが、仮に新幹線を導入するなら貨物が前提でないと黒字は厳しいでしょう。
また新潟~弘前、岩見沢~旭川間の路線は並行在来線として分離されるでしょう。貨物新幹線がない現状では貨物路線としての需要は高いので自治体が責任持って負担しなくてはいけません。
個人的には奥羽・羽越新幹線や北海道新幹線の旭川延伸に関しては
- ミニ新幹線が既にある
- 在来線分離で運賃は高騰する地域が出る
- 貨物需要が在来線か新幹線か
- 羽越などに使うより東北北海道新幹線高速化に使うべき
- 東京山形間の交通シェアのほとんどが新幹線なのに今さら奥羽は作る必要はない
などと特に新潟~新青森の羽越新幹線や奥羽新幹線には懐疑的に見ています。が、旅行客だけで試算しようと思います。
既存の山形・秋田新幹線は?
秋田新幹線利用の45%は宮城・岩手なので、今のミニ新幹線の本数は減ることはあってもなくなることはないでしょう。
山形のミニ新幹線は廃止され、特急になるでしょう。
北海道旭川延伸について
個人的には強く賛成はしないけど、反対ではないです。なぜなら札幌~旭川間の需要は高く、将来的に東北・北海道新幹線が時速400km/h営業で東京からは約5時間で着く可能性があるからです。その一方では東京からの航空客が函館より少ないので不安はあります。
旭川空港と旭川市内は遠く、雪の影響があるので、東京からは航空客1.5割見込めるでしょう(年間500人)。東北からも+500人くらい?
しかし滝川~旭川間の特急利用者数は1日6000人あるので、特急客がどれくらい来るかによります。
奥羽・羽越新幹線導入について
上越妙高~長岡は作るべきだと思っています。なぜなら新潟と北陸が繋がることで交流人口が増えるからです。
さらに大阪からの利用客年間60万人をを見込める点です。それだけで新潟駅の利用は1日2500人増え、北陸や上越の本数を毎時一本増えるでしょう。
新潟以北は東京と大阪次第かなと思っています。
東京~秋田間の所要時間が約3時間40分から約2時間半に短縮されて航空客80万人+120万人でいけないことはないと思いますが...。大阪からも10万人は新幹線に流れると思いますが、+2500人というところでしょうか。
短縮時間効果や庄内地域などによる波及効果や東北新幹線の代用としての効果はありますが、正直在来線老朽化と貨物新幹線に移行する以外なら上越妙高~長岡だけでいいと思います。
奥羽に関しては先ほども述べたとおり、採算的にミニ新幹線維持して導入しないほうがいいでしょう。