貴族院導入について
日本国内の内閣ではIT大臣がパソコンができず、判子を推進するような人が適材適所としてなった人がいます。これでは国がもたないですね。
高須クリニックの高須院長は参議院廃止と引き換えに有識者が集まる貴族院の導入を主張しました。
参議院廃止はナチズムに繋がるので反対ですが、衆参とは別に貴族院を復活させるなら反対はしません。
貴族院の歴史
1890年帝国議会が開かれたときには衆議院と貴族院が存在していました。貴族院議員には公爵侯爵伯爵子爵男爵の位が与えられました。
貴族院議員になれたのは徳川将軍家や長州毛利家などの旧大名家、西郷家や伊藤家などの維新に功績があった家、その他学者などが貴族院議員になりました。
公侯爵は終身制ですが、それ以下は任期7年で選ばれる形でした。
1947年に廃止され、今の参議院になりました。
容認理由
参議院は本来は学者や有識者などが参議院議員として政策立案などをするために作られました。が、今の現状では法案を通すために衆参過半数をめぐって与野党が争うこととなり、すっかり有識者のための役割が失われました。
そこで別の機関として貴族院を作る考えです。積極的な賛成はしませんが、あってもいい感じです。
貴族院創設案
- 貴族院議員と公職を兼務することは禁止
- 法律立案権はあるが、議決はできない
- 委員会出席可能+発言力行使可能+意見書可能
- 法案提出は全議席の2%が賛同するなら可能
- 貴族院議員は特定の政党や団体のための政治活動を禁止(守れるわけがないが)
- 貴族院議員の支給額は月100万円とする
貴族院議員の資格者と任命
- 戦前の貴族や科学なとで国家に勲労あるいは学識ある者を指名する。
- 貴族院議員を辞職させるには自己退職あるいは任期中の死亡、あるいは衆参4/5の可決が必要。
- 定数は1000名。
- 世襲貴族の定数は55名。資格者は戦前の貴族の子孫であること。新規に世襲貴族を創設するには国会で衆参2/3かつ、衆院選で国民投票で過半数の信任が必要。任期は終身も欠員が生まれたら互選で選出する。
- 残り945名は一代貴族として衆院選後に過半数が内閣が指名する。残りは国会議員(ほぼ政党)が指名。
- 任期は任期内に衆議院3回選挙が終えるときが満了。
- 315名のうち105名が内閣指名。残り105名は国会議員が指名。指名に関しては党議拘束なし。大体7名の国会議員ごとに一人指名ができる。残り105名は国民投票。
貴族院での影の内閣創設
- 今の内閣とは別としてそれぞれの分野の専門家を影の役職に就かせる。
- 内閣とは独立した形として組閣。第三者の機関として内閣への助言を行う
- 有事の際に今の内閣と合同して業務を行うことを可能とする。
- 衆参選挙中や内閣が不在の場合は臨時として運営が可能とする。政令を出すことも可能とする。
貴族院の問題点
一番懸念しているのが財務省や経団連関係者が功労として貴族院議員になることです。彼らは消費税増税・法人税減税・社会保障削減を主張しています。
それを防ぐためにも議決権を与えていません。
次に政界引退した人物が貴族院議員になることですね。その人が特定の政党を応援しそうな人物の場合、まずいことになりそうです。
これらの懸念点はありますが、台湾のIT大臣を輩出するような仕組みを作るためにはあってもいいと思っています。