零ノ至港

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各党の参議院の選挙改革案と私の案

自民党

2019年の参院選自民党

  1. 埼玉選挙区の定数を4→6
  2. 全国比例定数4増加
  3. 合計定数を242→248に増加
  4. 比例枠に特定枠導入

政府与党は一票格差の是正のために埼玉選挙区の定数を1つ増加(去年は共産候補が当選)

 

合区になった鳥取・島根と徳島・高知の候補者それぞれを救済するため(自民候補)に比例定数2つ増加と 特定枠導入を決めました。

 

党利党略の問題はありますが、私個人は差し引いてでも自民党案に賛成です。なぜなら定数増加は結果として少数政党の議席獲得に繋がるからです。

れいわ新選組は特定枠をうまく利用して世界初の難病ALS患者2人を国会議員に当選させました。特定枠がないとできないことです。

 

公明党

公明党は全国11ブロック(各定数8~40)の大選挙区制を主張しています。定数は242のままです。いや、戻すでしょう。

 

もし参院選やると定数や当選者の政党別は

北海道(6)自民2公明1立憲1共産1維新1

東北(9)自民3公明1立憲2国民2共産1

北関東(13)自民4公明2立憲3共産2国民1維新1

南関東(15)自民5公明2立憲3共産2国民1維新1れ新1

東京(13)自民4公明2立憲2共産2れ新2維新1

北信越(7)自民3公明1立憲1国民1共産1

東海(14)自民4 公明2立憲3国民3共産1維新1

近畿(19)自民5維新5公明3立憲2共産1国民1れ新1N国1

中国(7)自民4公明1立憲1国民1

四国(4)自民1公明1立憲1国民1

九州(14)自民5公明2立憲2国民2共産1社民1維新1

 

総計自民40公明18立憲21国民13共産13社民1維新11れ新4N国1

になる感じだと思います。

 

民主党

2014年、当時の民主党(立憲・国民)も参議院制度改革案を出しました。主に合区について出しました。

民主党は選挙区で242→238の案を出しました。

合区組むが定数は変えず

秋田・岩手、山形・宮城、新潟・富山

山梨・長野、大阪・和歌山、香川・愛媛

宮崎・鹿児島

 

既に合区を組んでる地域

徳島・高知、鳥取・島根

 

定数2削減

石川・福井、福岡・佐賀

 

定数削減には反対ですが、自民党政権だろうと立憲政権だろうと人口減少を理由に合区を組むでしょう。  

 

2050年までに自民や民主は

合区化だけで18人、比例で12人

茨城・京都・広島の1人区化で6人

3人以上の選挙区に2人ずつ減らして18人

約2割削減を目指すのでしょうか?

 

国民民主党

国民民主党は自民と同じく埼玉選挙区には2人増加を主張。一方では比例定数は96→94人維持で定数自体を維持する考えを示しています。

 

たらればになりますが、去年の参院選で国民民主案が通ったら公明党議席は1人減ります。

 

維新案

日本維新の会は創設以来議員定数削減を掲げています。2011年には大阪府議会議員の定数を2割削減を実現しました。

参議院24減少するつもりですね。

個人選挙区です。

 

もし参院選やると定数や当選者の政党別は

北海道(5)自民2公明1立憲1維新1

東北(8)自民3公明1立憲2国民1共産1

北関東(12)自民4公明2立憲3共産1国民1維新1

南関東(14)自民4公明2立憲3共産2維新1れ新1

東京(11)自民3公明2立憲2共産2れ新1維新1

北信越(6)自民3公明1立憲1国民1

東海(13)自民4 公明1立憲3国民3共産1維新1

近畿(18)自民4維新5公明3立憲2共産1国民1れ新1

中国(6)自民3公明1立憲1国民1

四国(3)自民1公明1国民1

九州(13)自民5公明2立憲2国民2共産1社民1

 

総計自民36公明17立憲20国民12共産10社民1維新10れ新3

になる感じだと思います。

 

 

自分が考える参議院選挙制度改革案

これらを踏まえ、私なら

 

  1. 議員定数は248人とする(本来なら増やしたいけど)
  2. 11ブロックごとの大選挙区(定数124)
  3. 全国比例(定数124)。うち24人は限定的な連用制に

 

2.の11ブロックごとの大選挙区制ですが、定数は一回の選挙で62人です。

もし参院選やると選挙区の定数や当選者の政党別は

北海道(3)自民2立憲1

東北(5)自民3立憲1国民1

北関東(6)自民2公明1立憲2共産1

南関東(7)自民2公明1立憲2共産1維新1

東京(7)自民2公明1立憲2共産1維新1

北信越(4)自民2立憲1国民1

東海(8)自民2 公明1立憲1国民2共産1維新1

近畿(9)自民2維新3公明2立憲1共産1

中国(4)自民2立憲1国民1

四国(2)自民1国民1

九州(7)自民3公明1立憲1国民1共産1

 

総計自民23公明7立憲13国民6共産6維新6になる感じだと思います。

 

全国比例ですが従来の50人は据え置きにし、新たに12人を比例連用制として導入します。

連用制とは、比例得票数から選挙区での当選人数一人増えるごとに+1にして割って議席配分する制度です。

 

この場合自民党は得票数1770万票で選挙区での当選者は23人います。

連用枠として1771万÷24=約74万票からとして算出します。

一方れいわ新選組は選挙区での獲得議席はゼロなのでそのまま228万票から計算します。

 

れ新3自民3公明2維新1共産1社民1N国1

になります。 

 

仮に並立制のままなら

自民4立憲2公明1維新1共産2国民1れ新1

になります。

主にれ新、社民、N国など得票率が2~5%の政党が一番恩恵を受けます。

 

余談(維新案)

維新は長年に渡り国会議員定数3割削減を主張していました。

 

維新案(参議院国会議員定数3割減少した場合)

242人から150人に減らすことを想定します。

 

もし参院選やると定数や当選者の政党別は

北海道(3)自民1立憲1維新1

東北(5)自民2公明1立憲1国民1

北関東(8)自民3公明1立憲2国民1共産1

南関東(9)自民3公明1立憲2共産1維新1れ新1

東京(8)自民3公明1立憲1共産1維新1れ新1

北信越(5)自民3立憲1国民1

東海(9)自民3公明1立憲1国民2共産1維新1

近畿(12)自民3維新4公明2立憲2共産1

中国(5)自民2公明1立憲1国民1

四国(3)自民1公明1国民1

九州(8)自民3公明1立憲2国民1共産1

 

総計自民27公明10立憲14国民8維新8共産6れ新23

 

 

 

維新案(衆議院国会議員定数3割削減した場合)

衆議院では小選挙区240人、比例が96人で計336人の定数に下げる考えを示しています。

小選挙区の定数削減は約17%に対し、比例の定数削減は約46%です。明らかに自民や立憲のような大政党優遇にしか見えないし、共産やれいわを狙い撃ちにしていますね。下手すれば維新自身も埋没します。2017年に当てはめると維新の議席は6議席に終わっています。

それにNHKから国民を守る党は永遠に政治団体で終わったでしょう。新規勢力が国会に進出するのが難しくなっています。

 

そもそも死票ばかりの小選挙区制のうえ、少数政党の国政進出を防ぐ比例定数削減どちらも実行するのはまずいと思います。

定数削減で得をするのは自民党のような大政党です。ネットの自民支持者が多く賛成している理由は共産などの少数政党を排除できるからです。

 

もし私が自民党総裁なら喜んで大賛成するでしょう。

 

去年の参院選の結果を反映すると

北海道(8→4)自民2立憲1公明1

東北(13→7)自民4立憲2公明1国民1共産1

北関東(19→10)自民5立憲2公明2共産1

南関東(22→12)自民5立憲3公明2共産1維新1

東京(17→10) 自民4立憲2公明1共産1維新1

                         れ新1

北信越(11→6)自民4立憲1公明1 

東海(21→11)自民5立憲2公明2国民1共産1

近畿(28→16)自民5維新5公明2立憲2共産2

中国(11→6)自民4公明1立憲1

四国(6→3)自民2公明1

九州(20→11)自民6公明2立憲1国民1共産1

 

合計で

自民46立憲17公明16維新7共産6国民3れ新1

 

小選挙区では

自民130公明5立国無94共産1れ新1社民1

維新8 

 

国会336

自民176公明21立国無社115維新15共産7

れ新2