玉城デニー沖縄県知事の公約遂行状況
玉城デニー沖縄県知事の公約まとめ
沖縄県議会選挙が近づくなか、今回は玉城デニー知事の公約ファクトチェックを行います。
公約をまとめると
- 中学・高校生のバス無償化
- 県内どこでも無料Wi-Fi
- 南北骨格軸での鉄道網形成
- キャッシュレスの推進
- 子育て世代包括支援センター全市町村設置
- 沖縄県LGBT宣言
- 北部基幹病院の誘致
- 国際災害救援センター設置
- アジアにおけるビジネス・ネットワークの拠点
- 犬猫殺処分ゼロ
①中学・高校生のバス無償化
2020年度からは高校生のバス通学費は非課税世帯は無償化されます。そのうえで中学生の非課税世帯の無償化検討をしているみたいですね。
任期2022年までには非課税世帯なら達成はされそうです。
②県内どこでも無料Wi-Fi
沖縄県は観光客が多い地域のためフリーWi-Fiの整備は進んでいる方です。
2017年の翁長知事時代には既に沖縄県内のフリーWi-Fi設備の実験が行われています。
OKINAWA FREE Wi-Fi(沖縄全島接続アプリ)」をダウンロードして利用登録をすれば、ワンタップで県内2000か所以上のWi-Fiスポットに接続できるものです。
③南北骨格軸形成での鉄道網
個人的にはつくばエクスプレスみたいに那覇から名護まで繋ぐ鉄道は必要との立場です。沖縄並みの人口と観光客がいるハワイですら鉄道建設をしています。
沖縄南部では名古屋並みの人口密度ですからね。
しかし現実的には計画止まりとなっています。国が動かないと無理でしょう。
④キャッシュレスの推進
これはどの観光地でも推進しているので何とも言えないです。一応進んでいると思います。
⑤子育て世代包括支援センター全市町村設置
41市町村のうち27市町村が設置されています。
しかし動きはあまり見られないです。
⑥沖縄県LGBT宣言
今のところ沖縄県としての宣言はしていません。那覇市や浦添市などは宣言されています。
⑦北部基幹病院の誘致
誘致自体は自民党議員も賛成している人はいます。南北の医療格差是正のために2020年2月に合意されました。
初期投資は220億円でうち75億円は市町村負担、名護市内に400~450床設置され、2023年に開設される予定です。
⑧国際災害救援センター設置
公約では掲げていましたが、今のところその動きはないみたいです。
⑨アジアにおけるビジネス・ネットワークの拠点
2019年には観光客が1000万人に増加しています。那覇空港拡張工事は2020年に完了しました。
しかし新型コロナウイルス流行で観光業界に打撃なのでどうにかすべき問題かと思いますね。
⑩犬猫殺処分ゼロ
2022年までに殺処分ゼロを目指すとのことです。東京都では既に達成しているので不可能ではありません。
愛護管理センターの犬殺処分数は2011年度は2029匹、殺処分率は72・2%でしたが、17年度には153匹、15・2%まで改善されています。収容数自体の減少と新たな飼い主への譲渡の増加が主な要因です。
猫は11年度に収容数が3818匹で、殺処分率96・6%。17年度は収容数1254匹に減少しましたが、殺処分率は84・2%と依然高い水準にあります。
結論:公約に向けての点数は
個人的には43点くらいです。達成ゼロかと言えばそうではなく、非課税世帯での学生のバス無償化は実現。北部基幹病院の誘致は実現される見通しですね。