零ノ至港

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立憲と国民が一度解党して合流し、党名を立憲民主党にする件について 合併の効果の一方、両党共に批判している内容です

立憲と国民が対等合併し、党名を立憲民主党にする案がでています。

立憲内にも国民内の支持者は合流賛成の人はいますが、どちらも熱狂的な支持者に限ると反対の人が多いですね。

立憲支持者が"立憲民主党"の党名で辛うじて容認している感じですね。

 

個人的には茶番にしか見えません。

い つ も の 政党ロンダリング作戦でしょうか?

 

⚠️立憲を立民と読んでる人がいますが、正式名称は立憲なので立憲と呼びます。国民民主党は国民と呼びます。


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立憲にとってのメリットとデメリットとは?

立憲のメリットは資金力がある国民を取り込めること。野党第一党の座を維持しているため既に主導権を握ってはいますが、立憲と国民が共に連立政権組まないと政権交代は実現しないのが現状ですね。そのために選挙区では協力していますが、比例区ではどうしても分散がちになります。

維新やれいわがいる中で比例票の取り込みもメリットとなります。これに社民票を取り込めますからね。

 

一方で党を一度解体する点がデメリットはありますが、一番は比例復活で国民系議員と争うことになります。2017年衆院選で比例復活した立憲議員が次回で落選するということは起こり得ます。

 

国民にとってのメリットは?

国民のメリットは議員になれる確率が上がることです。単純に立憲の方が支持率が高いので立憲民主党の看板の方が当選する確率は上がります。

 

デメリットとしては党が消滅するか縮小するかです。はたして国民の選択は?

 

過去にもあった民主系の政党ロンダリング

2012年に野田政権が消費税増税法案を出すと小沢一郎一派は大量離党。さらに民主から維新やみんなの党に議員が流れます。

しかし結局はこれら議員の大半は同じ民主党(立憲・国民)に戻っていますよね。

2014年から一部議員を民主へ復帰し、16年には維新一部から流れたことにより、党名を変えます。"民進党"が成立します。 

 

16年参院選では党名変更のおかげで得票数は増えます。しかし小池百合子旋風の影響で民進党希望の党立憲民主党に分党します。 

その結果希望と立憲合わせて自民党の得票数を超えることになります。

希望の党が失速した結果、新たに国民民主党が結成。自由党なども取り込みますが、支持率は1%くらい。

希望の党結成の勢いはなくても参院選ではそれなりの得票を確保しています。組織票がありますからね。

ただ今の現状では躍進が難しいとの理由で立憲への合流に賛成する議員が出ています。

結局はもとに戻るのですね。

 

国民民主党議員で立憲合流賛成理由とは

建前は大きな塊論、本音は議席維持のため。

例えば岡山にいる津村議員はやたら合流に賛成しています。しかし当の本人は毎回比例復活当選。

中国地方は小選挙区では自民党が圧倒的に強いので民主系議員は比例枠の争いになります。国民民主党では比例復活が難しいから立憲に流れるということでしょうか。

 

7+1=8のような大きな塊論や数合わせは間違い

数合わせの論理でいっても効果があるのは少しだけです。過去の国民民主党結成を見ても民進党時代でも明らかです。

おそらく国民民主党を支持している人の半数は維新に流れるでしょう。残り半分は引き続き立憲を支持しますが、電力総連などの連合系が自民党に流れたらまた違う結果になります。

言っておきますが、新党結成しても去年参院選の立憲790万票+国民360万票=1150万票を超えることはないと断言します。ただ小池百合子山本太郎と手を組んだり、旋風を起こしたら話は別ですが、ほぼならないと思います。

 

 

党名くらいで揉めてる場合じゃない(ボロクソ批判します)

国民民主党玉木雄一郎代表は合併自体(憲法や消費税など以外)は容認していますが、党名で対立しています。

正直党名は政策と関係ないので、それくらいで揉めるのは単なる茶番しかありません。有権者は政策を見ており、党名だけでは騙されません。

 

立憲支持者と国民支持者が互いに自分の党名を主張しているのを見ると私のような第三者から見れば下らん騒動です。元々同じだったから"民主党"に戻した方がマシです。

 

三者から見ても立憲と国民は同じ民主党にしか見えていませんからね。立憲支持者はかつての民主党民進党とは違うと言っていますが、政権時代に公約違反で消費税増税を強行したことは反省していません。

 

有権者小池百合子や吉村洋文の称賛報道などでメディアに騙される国民は多いですが、幸い民主系の茶番に惑わされていません。