零ノ至港

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JR北海道グループの再建方法

JR北海道は路線だけで500億円超えの赤字額となっています。しかし、鉄道以外の不動産や観光などの収益で100億円の利益を得ているため、総額は400億円です。

今年は新型コロナウイルスの影響でさらにまずいことになりますが、目安として毎年400~500億円の赤字が10年続くとします。なぜなら運賃の値上げで利用者減少でもそこそこ赤字増加は抑制されると考えています。

 


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今回はグループ全体で黒字にするには、鉄道だけで黒字にするにはを考えました。

 

まずはJR北海道のすべての線路の維持を国や自治体に負担させるコンセッション方式を導入

JR北海道の路線維持に300億円かかっており、全線赤字の有り様です。しかもコロナでの大打撃は大きいです。

 

そこで国や自治体に路線の負担金を出させてJR北海道の社員が引き続き線路の運用や保守業務に当たらせます。もちろん北海道新幹線もです。

 

ヨーロッパですら線路は道路と同じく国が管理しているのに日本だけ線路は完全に企業に管理させるのはおかしく、公共交通に採算を求めること自体おかしいでしょう。維持費や除雪費くらい自治体や国が負担させるべきです。

 

その次に大赤字路線、貨物路線が通っていないところは自動運転でのBRT化させる

ただ単に路線の維持を国や自治体にやらせても赤字の路線はあります。かといって貨物路線が通っている地域を廃線にすることはできませんし、安易な廃線は交通弱者への切り捨てに繋がりかねません。 

 

そこで既存の路線を廃止し、新たにBRT路線を作ります。

BRTとは分かりやすく言えば連結したバスの専用道路と言う感じです。自動運転技術を可能な限り導入します。

 

主に病院や店などの施設や役所などの公共機関に駅を置く構想です。初期費用を抑えるために一般道路や既存鉄道の土地は渋滞がない限りはなるべく使います。で、道路は国か自治体が管理。

 

これにより推定何億円の赤字が確保できると考えています。 

 

北海道新幹線の札幌延伸はコロナに関わらず推進すべき

新型コロナウイルス流行の影響で今は利用客は少なく、テレワーク推進などで終息後も取り戻せるかと言えば難しいところ。

おそらく2021年もコロナ感染は収まらず、ワクチン普及はしていないと思いますので、2025年までかかるでしょう。

 

それはおいといて、コロナの影響があるとはいえ、最低限札幌延伸は進めるべきです。なぜなら首都圏から札幌までの利用客は年間1000万人と多く、東北や函館などからは500万人くらい利用されています。コロナの影響がないなら年間730万人、あるなら年間150万人と見込んでいます。青森~函館の分を入れたらJR九州博多~熊本の1日利用者数25000人並みの効果は期待できると思います。

 

 

 

札幌駅ビル開発でグループ全体で黒字に繋がるのか

2030年くらいに札幌延伸に合わせて札幌駅の近くに高さ240Mの高層ビルをJR北海道開発する予定みたいです。ホテルやオフィス、商業施設を作るそうですね。

 

北海道は日本人だけでなく、アジア各国からの人も北の大地として認知度や魅力が高く、人気観光地ランキングでは東京や京都大阪に続いてです。コロナ終息後にはおそらく訪れることとなるでしょう。施設を作るなら日本人やアジア圏の人に魅力あるものになるでしょうか。 

 

オフィスでは北海道に拠点を置く大企業メインでしょうが、テレワーク普及でどうなることか。それも考慮して取り組むべきですね。