千代田区長選挙・千代田区議会選挙補選を振り替えっての都議会選挙議席獲得予測
千代田区長選挙を振り替えって
https://manahisataya.hatenablog.com/entry/2021/01/23/191728
千代田区長選挙では都民ファーストの会に所属する樋口たかあき候補が当選しました。
正直予想外でした。
おそらく自民支持層の何割かを吸収したのでしょうか。
樋口高顕9534(40.06%)
早尾恭一7668(32.22%)
五十嵐朝青5598(23.52%)
宮田朋輝435(1.82%)
27235
千代田区議会補選
大坂たかひろ(自民)12807(58.6%)
梅田なつき(あたらしい党)4679(21.3%)
加陽まりの(元N国・無所属)4441(20.3%)
21929
千代田区長選・区議補選ではどの支持層からどのくらい流れた?
自公47.5%
立国19%
維新8.5%(都知事選で近く倍)
左派系16%
小池票7%
その他2%
という感じです。
当選した樋口高顕候補は立国と小池票を固め、自公支持層の約3割をとって当選しました。また第三極無党派層を吸収しました。
過去の選挙傾向的に公明支持層の大半は都F候補に流れたでしょう。早尾恭一候補は自公支持層の7割獲得となり、落選。
五十嵐朝青候補の得票率は維新と共産れいわなどと合わせてほぼ同じくらいですね。と考えると新たに維新を支持している人は樋口候補に流れたのでしょう。北九州市議会選挙では前回より5%得票率が増えた程度なので維新の支持率な失速したのではと思います。
一方区議補選では千代田村と呼ばれるほど強い自民が本領発揮。大坂たかひろ候補は自民公明支持層に支えられて当選しました。
梅田なつき候補は維新支持層と小池・国民支持層に支えられ、加陽まりの候補には立憲支持層とN国支持層を吸収したのではと推測します。というかN国の看板だと伸びなかったと思います。
共産とれいわ支持層が白票したのでしょうか、得票数は5300減っています。
東京都議会選挙の影響
たしかなのは投票率が低下したのに都民ファーストの会候補が当選したことです。壊滅的予測だった都Fですが、そこそこもちこたえそうです。東京都だと自民支持層の約2割、が都F候補に流れるという傾向です。要は大阪では維新に投票する自民支持者と同じ感じです。
実際過去の複数区選挙区でも自民支持層の約2割、立憲支持層の約3割は都民ファーストの会候補に流れましたし、今回の都議会選挙もそうでしょう。
千代田区長選挙を受けての予測
世田谷区:自民2公明1立憲1共産1生活1維新1都F1
大田区:自民1公明2立憲1維新1共産1都F1れいわ1
足立区:自民1公明2立憲1共産1都F1
練馬区:自民2公明1立憲1共産1都F1
杉並区:自民1公明1立憲1共産1維新1都F1
江戸川区:自民1公明1共産1維新1都F1
新宿区:自民1公明1共産1都F1
江東区:自民1公明1共産1都F1
品川区:自民1公明1立憲1都F1
北区:公明1維新1共産1
葛飾区:自民1公明1共産1都F1
板橋区:自民1公明1立憲1共産1都F1
中野区:自民1公明1立憲1
豊島区:自民1公明1都F1
目黒区:自民1公明1共産1
渋谷区:自民1都F1
墨田区:自民1公明1立憲1
港区:自民1都F1
台東:自民1立憲1
文京区:自民1立憲1
荒川区:自民1公明1
千代田区:都F1
中央区 自民1
八王子:自民1公明1立憲1共産1都F1
町田:自民1公明1共産1都F1
立川:自民1立憲1
三鷹:自民1立憲1
小平:自民1都F1
西東京:自民1立憲1
府中:自民1都F1
日野:自民1立憲1
武蔵野:自民1
小金井:自民1
昭島:都F1
青梅:都F1
西多摩:自民1都F1
南多摩:自民1都F1
北多摩1:自民1公明1共産1
北多摩2:自民1生活1
北多摩3:自民1公明1共産1
北多摩4:都F1共産1
伊豆小笠原諸島:自民1
自民37
都F24
公明23
共産17
立憲16
維新5
生活2
れいわ1
都議会選挙後は自公 ・自都・公都合わせた過半数を満たない完全ねじれに状態に。公明・共産以外は勝利とは言えず
自民党は議席回復しても都Fが健在で復活とはいきません。また都Fも前回が躍進しすぎたために議席は大幅に減ります。
立憲も維新も議席増加はしますが、都Fとの競合で伸び悩みます。
一方公明と共産は組織力が強く、一定の力を維持するでしょう。