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2021年東京都議会選挙の総括と次期衆院選に向けての情勢

2021年東京都議会選挙の総括と次期衆院選に向けての情勢 

2021年都議会選挙では都民ファーストの会が下馬評を覆す善戦のため、自民公明過半数超えはなりませんでした。小池百合子知事の戦略的勝利と言えるでしょう。

 

一方で共産は野党無党派層を多く吸収し、立憲は倍増して本来の状態を取り戻しました。維新とネットは伸び悩み、れいわと国民、その他政党はゼロ議席でした。

 

果たして今回の都議会選挙で今後の政局、衆院選はどうなるでしょうか?

 

各政党の総括と今後

都議選での5段階評価




 

自民□:まさかの苦戦。9月の自民党総裁選は菅政権続投に黄信号?

自民は公明との選挙協力復活や都民ファの低迷で下馬評では50議席予想がありました。しかし、結果は支持層の一部が都民と公明に流れてしまい、33議席に留まりました。民主党への政権交代直前より低いです。

 

そのためか、選挙の顔として総理大臣が決められるのですが、 菅義偉首相では厳しいのではの声が広まるのではと推測します。自民党総裁選挙は9月に行われます。しかし、コロナ対応などで恐らく続投する可能性があると思います。

 

幸い、都議会で都民ファに投票した人でも国政では一定数自民に流れるでしょう。

 

公明○:都議選8回連続全員当選。しかし支持層減少に苦しむ

公明は苦戦報道がありましたが、今回も自民などとの争いを勝ち抜きました。8回連続全員当選です。

 

しかし組織票が強いのに関わらず、得票は前回より約14%減りました。投票率の要因はありますが、現在進行形で地方選挙での公明得票数は減少傾向となっております。これが苦戦報道の要因でしょう。

 

都民◎:予想以上の善戦。小池百合子都知事は再び国政進出で総理を目指すか?

都民ファーストの会は下馬評で1桁~10何議席予想でしたが、今回は31議席確保と予想以上に活躍しました(のちに1人除名し、1人が統一会派入り)。

 

要因としては自民立憲維新へ投票する人を幅広く確保した点です。また、候補者によっては地盤を固めたのも要因としてあるでしょう。とどめが小池百合子知事のメディア戦略で「入院報道」「倒れても本望」で同情票として多くの他支持層を吸収しました。さらに選挙前日に応援に向かったのもあります。

 

そのため、小池百合子知事は自公過半数割れに再び追い込んだことで主導権を握れます。さらに4年前に続いて国政進出も噂されております。あえて自民党小池百合子を総理にさせる可能性はゼロではないです。

 

共産○:野党無党派層からの支持を拡大。衆院選躍進と立憲への影響力拡大か

共産は立憲が擁立しなかった文京区と北多摩4区でトップ当選するなど、他野党支持層を吸収しました。推定的には立憲支持層の半数は吸収したでしょう。

 

また世論調査でも共産支持と比例投票先として上昇しています。そのため共産が衆院選で躍進する可能性は高いです。

 

地域によっては立憲より共産候補が多く得票した選挙区がありますので、立憲はますます共産との選挙協力の必要性を感じているでしょう。

 

立憲□:現有勢力を取り戻す。今後は共産、国民との選挙協力が鍵

立憲は本来の力を取り戻し、15議席を確保しました。しかし大敗した2013年と同じ議席獲得数のため本調子とは言えません。今回も立憲支持層から一部都民へ流れました。

 

一方で複数区で立憲と共産が擁立して共倒れした選挙区が3つありました。立憲と共産のいずれかを一本化すれば3議席は取れました。

 

次期衆院選に向け、共産との選挙協力は加速すると思います。東京では立憲共産競合区があるため、一本化が課題です。一方で連合の力も欠かせず、都議選で連合推薦候補の当選率はかなり高いデータが出ております。

 

維新△:潜在性を考えると伸び悩み。草の根での支持拡大が課題

維新は前回より得票率を上げましたが、今回も大田区1議席で終わりました。都民の影響力と維新候補自体が支持層を固めきれていない選挙区が多いです。

 

維新自体は東京都内で推定的に得票率が8~10%はあるため、維新支持層が都民へ流出したと考えられます。

 

そのためには次期衆院選ではそれなりに候補者擁立を進めないといけません。現段階では北区と大田区以外は支持層を固めきれていないので、比例当選で地盤固めするしかないでしょう。

 

ネット○:1議席止まりも前回よりは接戦。ネット支持層が野党支持拡大の鍵

生活者ネットワークでは北多摩2区ではトップ当選を果たし、杉並や世田谷は落選しましたが、前回よりは善戦しました。

 

杉並や世田谷でネット候補に投票した人は推定的に2年前参院選でれいわ支持層の半数か社民に投票しました。これら支持層は共産かれいわに今後流れると思います。共産とれいわの命運はネットに投票した人です。

 

れいわ▲:0議席も最低限の支持は維持。支持層を再び固めないと黄信号

れいわ新選組は3選挙区に擁立しましたが、2年前に比例でれいわに投票した人の約半数しか確保できませんでした。というか2年前参院選東京選挙区でれいわ候補の得票率に近いです。

 

そのためか、衆院選で以前れいわに投票した人の半数がどこかしらの政党へ流出する可能性があります。ネットではれいわより共産の方が盛り上がりが高いので、共産に流れる可能性があります。

 

巻き返すには再びれいわ旋風を起こして支持層を取り戻す以外ありません。

 

国民▲:0議席も支持層傾向は掴めたか。衆院選に向け今後の戦略は?

国民民主党は推定的に支持層の約1/3が立憲に流出しました。元々東京では国民民主党の地盤は弱いため、平均的にはこの割合が立憲へ支持層が流出したこととなります。

 

また、地盤がある議員や候補者が国民残留している地域は国民支持層は根強く残り、逆に国民から立憲に移った地域ではかなり立憲へ流出したことになります。

 

それでも衆院選では比例で東海1議席は取れるでしょう。東海だけでなく、東北や北関東、九州もそれぞれ1議席確保できる可能性はあるでしょう。