衆院選東北(青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県 )選挙区・比例の情勢と議席・当選予測~与野党激戦区が多い奥州地域で勝ち残るのは?
衆院選東北(青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県)選挙区の情勢と予測
(3/27更新)
東北地域では与野党激戦区は野党候補者一本化を進めています。そのため、野党の議席は前回より増えるでしょう。
自民の戦略は選挙区を勝ち抜き、不利な地域は比例復活で賄う考えです。そのために、宮城5区では森下千里を擁立させました。自公の奮戦次第では現状維持する可能性はあります。
維新は東北地域での擁立はありませんが、比例1議席獲得を見込めるでしょう。そのために宮城に擁立するのではと思います。国民民主党も無党派層を掘り起こせば1議席取れる可能性はあります。私はここ最近の地方選挙で国民が無党派層を掘り起こしたと分析し、その前提で予測しました。
れいわも候補者を擁立していません。というかどこか擁立しても供託金没収になる可能性が高いので、比例単独になるのではと思います。
比例東北議席予測
自民5~6~7
立憲3~3~4
公明1~1~2
共産1~1~1
維新0~1~1
国民0~1~1
東北選挙区獲得議席予測
自民15
立憲8
衆院選東北議席獲得予測
自民21
立憲11
公明1
共産1
維新1
国民1
選挙区当選予測
◎優勢
○やや優勢
□若干優勢だが、互角
■若干不利だが、互角
△やや不利
▲不利
◇供託金没収の可能席あり(得票率10%以下だと比例復活できない)
◆供託金没収濃厚
☆比例復活の可能性あり
青森県
青森1区
斎藤美緒(共産)◇
青森2区
大島理森(自民)◎
田端深雪(共産)▲
青森3区
木村次郎(自民)◎
山内崇(立憲)▲
岩手県
岩手1区
岩手2区
鈴木俊一(自民)○
中村起子(立憲)△☆
岩手3区
小沢一郎(立憲)◎
藤原崇(自民)△☆
宮城県
宮城1区
岡本章子(立憲)○
土井亨(自民)△☆
宮城2区
宮城3区
西村明宏(自民)◎
市来伴子(立憲)▲
大久保令子(共産)◇
宮城4区
伊藤信太郎(自民)◎
藤原益栄(共産)▲
宮城5区
安住淳(立憲)◎
森下千里(自民)▲
宮城6区
小野寺五典(自民)◎
内藤隆司(共産)▲
秋田県
秋田1区
寺田学(立憲)○
冨樫博之(自民)△☆
秋田2区
金田勝年(自民)◎
縁川貴士(立憲)△☆
秋田3区
御法川信英(自民)○
杉山彰(共産)▲☆
山形県
山形1区
遠藤利明(自民)◎
立憲候補(立憲)▲
山形2区
鈴木憲和(自民)○
加藤健一(国民)△☆
山形3区
加藤鮎子(自民)◎
梅木威(共産)▲
福島県
福島1区
金子恵美(立憲)○
亀岡偉民(自民)△☆
福島2区
根本匠(自民)◎
平善彦(共産)▲
福島3区
玄葉光一郎(立憲)○
上杉謙太郎(自民)△☆
福島4区
小熊慎司(立憲)○
菅家一郎(自民)△☆
福島5区
吉野正芳(自民)○
鳥居作弥(立憲)△☆
熊谷智(共産)◇
衆院選北海道選挙区・比例の情勢と議席・当選予測~立憲が比例北海道で単独候補を擁立すべき理由は?
衆院選北海道選挙区の情勢と予測(5/12更新)
北海道では立憲と共産との候補者調整が進んでおります。そのため立憲が選挙区を制する箇所は増えるでしょう。つまり共産が候補者を下ろせば共産支持層が立憲に流れるため、立憲が有利になります。れいわが万が一刺客を立てても揺らぎはしないと思います(そもそもれいわは比例単独の可能性が高い)。
自公については公明党支持層が4年前より約1割減少しており、苦戦するでしょう。唯一の公明選挙区である10区は前回でこそ接戦で勝ちましたが、今回は立憲候補が若干優勢だと推測します。
共産との候補者調整をしっかり行えば、立憲は9議席とる可能性が高いです。比例復活含めると立憲は選挙区全員当選する勢いです。
立憲は万が一全員当選に備えて比例単独候補2人を擁立すべきだと思います。
ただ、北海道東部に維新(実質は新党大地)候補を擁立した場合は情勢がやや変動する可能性があります。ただ、維新はそこまで擁立に積極的ではなく、立憲が優勢であることには変わりません。
現在は北海道2・3・5・7・9区は立憲と共産候補が乱立していますが、共産候補を下ろした前提で行います。事実、今共産が擁立した選挙区は2017年衆院選では共産は下ろしましたし、2021年4月の北海道2区補選は共産候補を下ろしました。
今回は与野党激戦区で共産候補を下ろした前提で行います。
比例北海道議席予測
自民3~3~4
立憲2~2~3
公明0~1~1
共産0~1~1
維新0~1~1
衆議院北海道選挙区獲得議席予測
立憲9
自民2
衆院選北海道議席獲得予測
立憲11
自民5
公明1
共産1
維新1
衆議院北海道選挙区当選予測
◎優勢
○やや優勢
□若干優勢だが、互角
■若干不利だが、互角
△やや不利
▲不利
◇供託金没収の可能席あり(得票率10%以下だと比例復活できない)
◆供託金没収濃厚
☆比例復活の可能性あり
1区
道下大樹(立憲)◎
船橋利実(自民)▲
2区
松木謙公(立憲)○
自民候補(自民)△☆
山崎泉(維新)▲☆
3区
荒井聡(立憲)○
高橋宏嘉(自民)△☆
5区
和田義昭(自民)○
池田真紀(立憲)△☆
森山佳則(幸福)▲■
6区
西川将人(立憲)◎
東国幹(自民)▲
7区(自民:鈴木貴子擁立可能性あり?父である維新・鈴木宗男次第?)
篠田真保子(立憲)○
伊藤良孝(自民)△☆
8区
逢坂誠司(立憲)◎
前田一男(自民)▲
9区
山岡竜丸(立憲)○
堀井学(自民)△☆
10区
神谷裕(立憲)□
稲津久(公明)■
11区
石川香織(立憲)○
中川ゆうこ(自民)△☆
12区
武部真(自民)◎
共産候補(共産)▲☆
名古屋市長選挙の情勢と予測~河村たかしvs自民公明立憲国民共産
名古屋市長選挙予測と情勢
2021年4月に名古屋市長選挙が行われます。現職の河村たかし市長の4選の是非を問う選挙です。
2021年に表現の不自由展云々で大村たかし愛知県知事のリコール運動に高須クリニック院長の高須克也と共に先頭に立ちましたが、リコール署名に不正があった模様で騒動となっています。
河村市長本人は無関係だと否定していますが、出馬しないと不正を認めることになるとの理由で4選に挑むこととなります。
対して大村知事側は刺客として自民推薦候補で対抗する模様です。
河村たかしは今まで圧倒的支持で当選し続けた
河村たかし氏はこれまでの選挙で60%の得票率超えで当選し続けました。減税といっても市役所の窓口手数料の負担を減らして税収を増やしたり、市長の給料を政令市で1番安くするなどで支持を得ているようです。
たしかなのは民主系政党(立憲・国民)や維新支持層を中心に支持され、自民支持層からも約6割は支持されました。
しかし、自民党は刺客候補を立てて、さらに立憲や共産まで支援します。リコール騒動で以前のような支持を確保するのは厳しいですが、それでも河村たかし名古屋市長が優勢であることに変わりありません。
得票率予測
河村たかし(地域政党減税日本の創設者にて代表・名古屋市長) 47%
横井利明(名古屋市議・自民公明立憲国民共産推薦) 44%
尾形慶子(市民団体役員・親山本太郎?)6%
太田敏光(元会社員)3%
リコール騒動で現職が逆風で激戦と予想。河村たかしが名古屋市長選4選の公算が若干ある
リコールがあっても一応は実績があるのでやや当選する可能性があります。東京都知事選では「女帝小池百合子」などのネガティブキャンペーンがあったのに、小池百合子の圧勝で再選しました。
ただ、これまでにない逆風となるのは確かのため、当選しても波乱は続くでしょう。落選の可能性もあります。
なお、尾形慶子はれいわ支持層にやや近く、れいわ支持層からは確保しそうです。
千葉県知事選挙は熊谷俊人千葉市長が幅広い支持層や選挙に行っていない人を掘り起こして当選。今後の国政政局は?
千葉県知事選挙結果
千葉県知事選挙の得票率予測は
熊谷俊人65%
関政幸20%
金光理恵10%
後藤輝樹2%
平塚正幸1%
その他3%
でした。
しかし、実際は
熊谷俊人70.5%
関政幸19.2%
金光理恵6.1%
平塚正幸1%
その他3.2%
後藤輝樹最下位
でした。
あまりにも瞬殺ですし、予想以上の得票率ですね。
投票率上昇の恩恵を受けた熊谷俊人
コロナがあるにも関わらず、以前市長を務めた千葉市を中心に投票率が上昇しました。千葉市では約10%以上伸び、得票率は80%超えです。
私が得票率予測で外した要因は投票率の上昇でした。得票率65%取るとは思いましたが、千葉市長になった影響は大きいですね。
熊谷支持の内訳は?
推定的に自民と公明支持層の6割は流れました。今回の公明は自主投票とのことです。
また立憲や維新、国民、社民支持層のほとんども確保しました。共産やれいわ支持層からも一部確保しました。
得票率は70%を超え、140万票は過去最高です。
支持層が割れた自公と供託金没収の結果となった共産
自民推薦の関政幸候補は公明からの支援を受けれず(公明いても負けた)、そこまで得票が伸びませんでした。熊谷候補が千葉市長時代の実績と知名度で支持層の多くを流出してしまいました。
共産推薦の金光理恵候補は投票率上昇や一部が熊谷に流れてしまったため、供託金没収の結果となりました。
平塚正幸・国民主権党の得票率1%
後藤輝樹最下位落選
コロナは風邪、ワクチン危険を主張した平塚正幸・国民主権党ですが、得票率1%を確保して5位です。去年の都知事選と比べたら増えたと言えます。有権者からの苦情電話が選管に届くほどですが、それでも2万票近くは確保しました。
後藤輝樹はまさかの最下位落選です。ネットの知名度はある方でもこうなりますか..。
今後の国政での政局は?
確かなのは公明党が自主投票すると動きは自民支持層と大差がないことです。今までは公明支持層は公明推薦候補にほとんど流れましたが、自民支持層とそこまで差がありませんでした。
また、平塚正幸率いる国民主権党は得票率1%確保したことを理由に2022年参院選に出馬する可能性があります。なぜならコアな支持者が数十人はいるため、寄付で賄う作戦でしょう。実際千葉県知事選の費用はすべて寄付です。るいわ新選組みたいにうまくいくかは疑問ですが。
万が一国民主権党が参院選に参戦して全国比例から立候補したらNHK党の議席がゼロになる可能性が高まります。
恐らくワクチン普及しているでしょうから、5G反対やマスク反対を訴えるでしょう。
はてなブログ累計アクセス数1万達成
累計アクセス数10,000達成!
はてなブログの投稿をしてから約400日で1万アクセスを達成しました。閲覧していただき、ありがとうございます。
主に選挙などの情勢を投稿していますが、たまに、個人の見解や政策について述べることがあります。
今後とも、よろしくお願い致します!
秋田県知事選の情勢と予測
秋田県知事選の選挙予測と情勢
2021年4月に現職の佐竹の4選の是非を問う選挙です。
秋田県は日本でもトップレベルで若者の都会流出や高齢化なとで人口減少への対応が課題となっております。そのために脱炭素に向けて洋上風力発電導入などが議論されています。
ちなみにコロナについては秋田県の感染被害自体はそこまで大きくない方です。
秋田県議会は自民・公明・社民が与党です。立憲系は中立会派、共産は野党です。
得票率予測
佐竹敬久(平安末期から続く秋田藩主佐竹家の末裔・自民公明社民推薦) 60%
村岡敏英25%
相場未来子(共産推薦) 10%
山本久博
その他5%
自民から社民まで推薦されている佐竹敬久当選が濃厚か
村岡敏英は自民・維新・民進・希望の党に在籍していました。民主系や維新支持層中心に確保するでしょう。
相場未来子は供託金ぎりぎりは確保できるでしょう。
山本久博については読めません。
立憲を中心とする野党共闘陣営が政権交代を実現するまでのアジェンダ~2030年
政権交代までのアジェンダ
・2021年衆院選で自民を絶対安定多数(264)以下と自公維2/3割れ
結論からいうと2030年代になるまでは自民・公明が与党として維持される
現在政権を担っているのは自民と公明です。自民は支持団体や地方議会などの組織票だけでなく、国民から最も支持をされている政党です。事実、世論調査では全政党で一番投票したくない政党ランキングでは一番少ないです。公明党は創価学会という組織が強いです。さらに自公は選挙協力を全面的に行っているため、鬼に金棒です。
対して野党は立憲や共産などの野党共闘勢力と維新などの第三極政党に分かれています。それぞれ選挙で対立しており、これが自公議員の当選に繋がっています。さらに国民やれいわの動向がわからず、野党はハンデを背負った状態で与党に挑んでいます。
一応立憲や共産との選挙協力は成り立ちましたが、全面的かといえばそうではなく、東京などで乱立しているのが現状です。ただ、れいわ新選組が野党共闘参加条件として消費税5%を掲げており、応じないことを理由に刺客を立てています。れいわと戦うと選挙区で共倒れの懸念が高まります。
維新は立憲などとの連携を拒否しており、自公との協力が多い傾向ですし、過去には自公との連立政権を否定しませんでした。そのため自公が過半数割れでも維新が連立に加われば自公は与党の座を維持できます。
国民民主は野党共闘には加わっていませんが、国会や選挙で野党共闘陣営と協力している様子があります。是々非々ですね。
過去には自公との連立政権を検討しましたが、反対が多くて実現しませんでした。立憲となら応じそうですが、党内には共産党へのアレルギーがあります。
そのため野党共闘勢力は立憲・社民中心の連立政権党となるでしょう。共産・国民・れいわは連立入りか閣外です。
2021年衆院選で自民を絶対安定多数(264)以下と自公維2/3割れ
2021年に衆議院選挙は行われます。このままいくと与野党激戦区60(2017衆院選で候補者一本化なら野党当選してきた)のうち共産15、れいわ10、維新10前後は立憲などと乱立しています。維新の台頭込みで落とせる選挙区は30くらいでしょう。
このままいくと自公2/3割れと自民は絶対安定多数より議席数は下がりますが、自公維で2/3確保となります。なぜ維新が含まれていると言うと国会のほぼ100%は政府案に賛成しており、政権の疑惑やトラブルの追及はしていません。国民民主は疑惑やトラブルには追及する姿勢を出していますね。
立憲は共産に候補者下ろしを徹底させて、維新やれいわに激戦区に候補者を出さないように要請が必要ですね。
2022年参院選で自公改選過半数割れするには?
自公維改選過半数割れはほぼ無理ですし、維新は選択的夫婦別姓賛成のため、その点では一応一致しています。自公過半数割れは現実的に可能です。
そのために選挙区では1人区だけでなく、複数区も候補者調整しないといけません。自公議席数を減らすことを最優先に行い、北海道・兵庫は共産候補を下ろし、大阪は立憲候補を下ろし、東京はれいわか国民のどれかが候補者を下ろすことです。関西地域では維新が強すぎるため、過去2回の選挙では自公維が独占しています。維新を落とすのは二の次で自公のどれかを落とすかです。1人区は過去2回野党が勝った地域で勝利することです。東北すべて野党が制するのも必須です。
比例については社民票を活用するために立憲と社民が統一名簿を組むことです。
維新含めた野党が選挙区で37議席・比例は26人とれれば自公改選過半数割れです。
2022年以降の衆院選で自民単独過半数割れと与野党伯仲国会が可能になる理由
2022年以降の衆院選となるとアダムズ方式が導入されます。簡単に言うと人口割合に応じて選挙区区割りや都道府県別の選挙区・比例定数を増減させる制度です。これは都市部に有利で地方が不利となり、自民にとってはデメリットが大きいです。既に選挙区は10増10減、比例は2増2減で実施されることとなります。となると与野党激戦区は10増えます。
また、今よりは政権交代の可能性が高まるため、候補者一本化が進むでしょう。徹底的に行えば自公は今より70議席くらいは減ります。創価学会も衰退傾向ですので、実際はもう少し下がると思います。
また、立憲は社民と比例統一名簿を組むことです。であれば多少比例議席数は増えます。
75議席減少となると自民は単独過半数割れ、自公は240議席と国会で伯仲国会(244以下)となります。もとなると各委員会に野党議員がなる場合があったり、与党の造反で否決されることが起こります。
さらに参議院まで与党過半数割れとなると国会運営が厳しくなります。
2025年参院選で自公過半数割れ
2022年参院選で記述した通りを行うことです。実現したら自公は過半数割れとなり、ねじれ国会になります。
ねじれ国会になるというのは野党の影響力が増大するということです。衆議院過半数で可決したものを参議院で否決したら、衆議院は2/3が賛成しないといけなくなります。なので自公は立憲や維新などに譲歩しなくてはいけなくなります。
2025年以降の衆院選で自公過半数割れにさせて、維新に与党連立かどうか選択肢を選ばさせる
2022年以降の衆院選のところで記載した通りとなります。アダムズ方式が続くとますます野党が優勢となります。
で、衆議院が与野党伯仲・ねじれ国会の影響で世論は政権交代への熱が高まるでしょう(根拠はないが、野党の力増大の影響)。
今までは投票率アップしない前提で予測しましたが、自公過半数割れは最低でも投票率55%に向上してすべて野党に流れることが前提です。
で、自公と立共国れ社どちらも過半数割れで維新が連立政権相手を選べさせることになります。
2028年以降の参院選・衆院選で自公維過半数割れにするには?