零ノ至港

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もし希望の党のままで戦ったら議席数はどうなっていたか?

 

 

ごくごく一部の人たちが「希望の党政権交代できた」「立憲ができたせいで台無し」との声があります。

 

結論からいって当時の民進党希望の党の看板で戦っても政権交代はできませんでした。

なぜなら、

 

2000年代と2017年当時の他政党の違い

共産党は強くなった

2000年代は自民と民主の二大勢力の状態で共産の力は相対的に弱かったです。得票率は6~8%くらいです。

しかし2017年衆院解散直前の当時の共産党は11%くらいの得票率を持っています。安倍政権以降、共産党は左派層の受け皿として支持を拡大しました。さらに自由党支持層も取り込んで約13%の得票率になっていたと推測します。

2000年代では共産党は埋没気味でしたが、得票率上昇により存在感を示すようになりました。

 

維新ができていた

2012年に維新ができました。2017年選挙では希望の党によって埋没しきってしまいましたが340万票はとっています。

足し算の理論になりますが、民進党+浮動票+維新で2100万票と自民党より250万票とった計算になります。

 

比例

北海道希望4自民2公明1共産1

東北希望5自民5共産2公明1

北関東希望8自民7公明2共産2

南関東希望9自民8共産3公明2

東京希望7自民5共産3公明2

北陸信越自民5希望4公明1共産1

東海希望9自民7公明2共産2維新1

近畿自民9希望6維新5公明4共産4

中国自民5希望3公明2共産1

四国自民2希望2公明1共産1

九州自民7希望7公明3共産2社民1

 

小選挙区86比例64

合計150(史実より30人増加)

 

希望の党の看板で戦ったシナリオとその後

議席数に変化が起こり、自民党議席は減ります。しかし希望も満足な勝利とは言い難く、力を伸ばした共産党との選挙協力に走ることになると思います。

維新は自民党との連立となりますが、希望のその後の低迷や大阪での選挙大勝を気に今の状態に戻っていたと思います。 

 

結論から言えば史実と違うことが起きても結局は行き着く先は同じ結果になりました。

 

結論から言えば民主系の議席は史実より増加。しかし政権交代は起きない
そして分裂が起こる

2017年の小選挙区では希望と立憲が乱立状態になって自民党の勝利を許した選挙区は多かったです。そのため議席は増えます。

しかし自公が安定多数を確保していたことに変わりないです。

 

その後政権交代のために共産票獲得のために共産党と共闘するかどうかで再び対立が起こるでしょう。で一部が分裂して結局は今のような感じになっているでしょう。

 

支持層自体もそれなりに離反は起きたと思います。

 

共産党は史実より議席増加。というか1996年以来の24議席獲得

共産党は2014年選挙では21議席を獲得しました。2017年に自由党は一時期希望に合流していたため、元々自由党に投票した層が共産に流れるでしょう。

また史実では150万票が共産から立憲に流れましたが、立憲がなければ共産に投票し続けたことでしょう。

 

しかし2019年にれいわ新選組が出てくると立憲や自由党に投票した人が流れるため、力は史実通り戻ることとなります。

 

維新は壊滅的打撃を受けて自民党との連立を模索することに。その後は?

維新の松井一郎代表は議席がかなり少なくなったら自民党との連立をしていたと発言するなど、存在感のために手を組んだと思います。

選挙結果は史実より2人少ない9人に減ります。事実上の大阪ローカル政党に墜ちます。

しかし最終的には希望の党のあの様と大阪での巻き返しで力を取り戻すこととなったことでしょう。