零ノ至港

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衆院選議席獲得数を考察(20210501現在)

衆院選議席獲得予測

   選挙区 比例 合計 得票数 全国比例換算

自民 170  66    236  1760  (17)
公明     7   21     28     630   (6)
立憲   92   36   130    980   (10)
維新   14   32     46    850    (8)
共産     1   12     13    450    (4)
れいわ 0     6       6    265    (2)
国民     5     3       8    235    (2)
社民     1     0       1      85 
その他                        180    (1)

 

比例議席獲得予測内訳

北海道
自民3~3~4
立憲2~2~3
維新0~1~2
共産1~1~1
公明1~1~1
維新0~1~1


東北
自民5~6~7
立憲3~3~4
維新0~2~2
公明1~1~2
共産1~1~1
国民0~0~1

 

北関東
自民7~7~8
立憲4~4~6
維新1~3~3
公明2~2~3
共産1~1~2
国民0~1~1
れいわ0~1~1


南関東
自民8~8~9
立憲4~5~6
維新2~4~3
公明2~2~3
共産2~2~3
れいわ1~1~2
国民0~0~1


東京
自民5~5~7
立憲3~4~5
維新1~3~3
公明2~2~2
共産2~2~2
れいわ1~1~2
国民0~0~1

 

北陸信越
自民5~5~6
立憲2~3~3
維新0~1~2
公明1~1~2
共産0~1~1
国民0~0~1

 

東海
自民8~8~9
立憲4~5~6
維新2~3~3
公明2~2~3
共産1~1~2
国民1~1~2
れいわ0~1~1

 

近畿
維新8~9~10
自民7~8~8
立憲3~4~5
公明3~4~4
共産2~2~3
れいわ0~1~1
国民0~0~1


中国
自民5~5~6
立憲2~2~3
公明1~2~2
維新0~2~2
共産0~0~1
国民0~0~1

 

四国
自民3~3~4
立憲1~1~2
公明1~1~1
維新0~1~1


九州
自民8~8~9
立憲3~3~4
公明2~3~4
維新1~3~3
共産1~1~1
国民0~1~1
れいわ0~1~1
社民0~0~1

 

考察理由

自民

自民党の得票は歴史的に絶対得票率17%が続いています。一時期の増減はありますが、基本的にはその傾向です。自公で260議席が推定の予測です。

 

かろうじて自公で絶対安定多数、自民単独過半数を維持できるかのところまで確保しますが、今後衆議院の運営で自民単独で各委員会過半数と委員長独占は厳しくなるでしょう。

 

また、前回より創価学会票が減る影響が出ます。公明候補への得票数が地方選で4年前より約1割減少しました。さらに大阪では自公衰退と維新躍進の影響で自民は大阪選挙区が全滅する可能性があります。

 

公明

公明党は関西と東京で7選挙区は確保できるでしょう。しかし、北海道と広島は激戦となるため厳しいと思います。万が一維新を敵に回したら選挙区は壊滅するでしょう。維新とは大阪府政での協力を条件に調整されています。

比例では立憲や維新と激戦となるでしょう。ただ公明票が前回より約1割減少していると考えると厳しそうです。

 

立憲

立憲は共産候補を下ろすかによりますが、共産は下ろしてくる可能性が高いです。その影響で130議席までは増えます。

 

また、国民支持層の約30%と社民支持層の約15%を吸収する予測です。特に国民から立憲に合流した議員の地盤ではかなり得票が高まります。

 

比例枠では自民、維新、国民と争う公算が高いです。選挙に行かない有権者を掘り起こすか、他党支持層を吸収できるかが鍵です。

 

維新

維新は46議席まで増やすと推測します。自公衰退と無党派層掘り起こしで大阪選挙区は維新大量当選が起きると推測します。自民は大阪で全滅となる可能性があります。

 

ここ最近の選挙を分析した結果、有権者の4%が選挙に行っていないが、新たに維新へ投票している傾向にあります。油断してはいけません。

 

比例も伸びて維新は大阪関西政党から全国区となるのでしょうか。野党共闘を全面拒否している維新から立候補しているため、不祥事や一部怪しい議員がいない限りは離党しないでしょう。

 

現在維新支持率は平均3%ですが、潜在的に伸びる可能性はあります。2014年衆院選では支持率平均2.5%なのに850万票をとりました。

 

ただ、維新のさらなる影響力拡大には敢えて野党共闘候補を勝たせる戦略が必要です。事実与野党激戦区に維新候補擁立の結果、17議席が与党有利になっています。


万が一自公過半数割れあるいは、ねじれ国会になった場合は維新の影響力は拡大するでしょう。

 

国民

国民民主党は共産との候補者調整を行わないことを表明しました。


現在の国民は「共産に候補者を下ろして議席を増やすか」と「共産と手を切って維新と同じ第三極路線で行く」かです。今回は国民が共産と対立した場合を想定して試算しました。

 

最低でも5議席は取れますが、躍進はかなり厳しいでしょう。今後は選挙に行かない層を掘り起こすことが大事です。となると維新と取り合いになります。

 

共産

共産は1議席増えて13議席となるでしょう。ここ最近の選挙では勢いが落ちる気配はありません。

 

比例枠では北関東・東海の2議席目、近畿の3議席目確保に向けて接戦です。情勢次第では16議席まで増えるでしょう。

 

れいわ

れいわ新選組は選挙アナリストからの下馬評は低く、0~1、2議席(比例東京?)と散々な予測となっています。理由は山本太郎個人票が全体の45%を閉めていること、風頼みの選挙戦術だからとのことです。

 

ただ、私の見解はれいわ6議席予測です。その理由はコアな支持層がいますので、固いと思います。2020年都知事選ではれいわ支持層のほぼ全員が山本太郎に投票し、さらに2.5%の得票率をあげました。

 

れいわは選挙区に擁立した地域には有権者の1%を掘り起こしています。2017年の立憲得票数と2019年の立憲+れいわ得票数はほぼ同じですが、れいわが擁立した東京都だけは増えています。

 

また、日本国内には「固定的な野党無党派層350万票」が存在しています。彼らは2012年に日本未来の党に投票しました。その野党無党派層の多くはその後共産党に流れ、共産は躍進しました。一部は生活の党や緑の党に流れます。

 

2017年衆院選には立憲民主党に多く流れて立憲は野党第一党を手にし、共産は得票を減らしました。しかし、共産は野党無党派層の100万票は引き続き確保しました。その後立憲に流れた野党無党派層はれいわ新選組に流れます。

 

現在は350万票の野党無党派層のうち100万票は2013年以降共産党に根付いています。残り250万票はれいわ新選組か泡沫左派政党に流れています。

 

社民

社民は1議席獲得予測です。一応比例九州ブロックはギリギリ取れないと予測しました。それでも25万票は獲得するので、維新3議席目、れいわ1議席目と争うことになるでしょう。

 

社民得票率2%はかなり厳しいでしょう。2022・25年参院選、その次の衆院選で全国得票率2%を下回ると政党要件を失います。