零ノ至港

主に政治・経済など思ったことを言うブログです!noteも書いております!http://note.com/japgijastis@japgijastis

国民民主党は生き残れるのか

2017年希望の党として衆院選で戦いましたが、敗れます。小池百合子旋風が消えたため、支持率が停滞します。

2018年には民進党、19年には自由党と合流しますが、支持率が1%前後。このままでは参院選後に立憲に吸収されるのではと思いました。

 

しかし参院選比例では3議席獲得しました。選挙区でも地盤が強い地域では健闘しました。その後立憲との合流協議をしましたが、断念となりました。

 

立憲との合流など もあるためどんなシナリオになるか考えました。

 

 

結論から言えば国民民主党は10年後も生き残れる

よく国民民主党支持者は支持率を見て党の将来を心配していますが、よほどのことがない限りは今の勢力を維持できますし、減ったとしてもしぶとく生き残れるでしょう。いや、ほぼ100%政党要件を満たせることを断言します。理由として大きく2つあります。

 

  1. 連合票(労働組合)110万票の存在
  2. 小選挙区での立憲や共産との協力

 

1.の連合票ですが、2019年参院選比例の個人票を見ると国民民主党の組織票は推定110万票ありました。全国得票率に換算すると約2%と連合票だけで1人は議席獲得できます。また連合は消費税などで共産党やれいわに抵抗感があり、原発などでも立憲と揉めるでしょう。


f:id:manahisataya:20200311234223j:image

仮に連合だけで政党を立ち上げても衆議院なら比例東海1議席参議院比例1議席は見込めるでしょう。

 

2.の小選挙区での立憲や共産との協力があります。国民は民進党から引き継いだので、立憲よりは組織力や資金力があります。そのため多く擁立することができます。



 

立憲だけで単独政権を握るのは今の状態では不可能です。立憲は野党では一番力があり、与党に成りうる政党ですが、共産に加え国民民主の力がないと厳しいでしょう。

擁立状況と野党一本化での試算したところ、国民民主は小選挙区で41議席・比例で11議席確保できると思っています。

 

昭和に存在していた民社党のような立ち位置としてなんとか生き残れるでしょう。

 

国民民主は立憲に合流するか

とはいえ立憲のほうが力は大きいので合流議員が続出することは避けられないでしょう。ただ全員が合流することはないでしょう。

 

野党共闘しているとはいえ、国民民主には前原誠司のように共産嫌いを公言する人がいます。前述しましたが、連合も共産党には否定的です。彼らだけで新党を立ち上げると思いますが、資金や組織の大半が立憲に流れるため多くは擁立できないでしょう。

 

ただ国民議員の大半は立憲に流れるでしょうう。なぜなら元々同じ民主・民進にいたからです。

ただ立憲の比例復活組などとの兼ね合いがあるため、合流に関する議論は2022年の参院選後になるか、あるいは次期衆院選でれいわが比例で20議席とって危機感を感じての合流になると思いますが。

 

維新との合流は?

維新との交流の声も根強いですが、結論から言って可能性はほぼゼロでしょう。一見票数を足せば立憲と肩を並べれます。

 

しかし維新は参議院比例で連合の組織票を懸念しています。

国民民主にとっても立憲や共産と手を切るデメリットが大きいのでしょう。

 

国民民主を躍進させるには

ネットで国民民主を支持している人を見ると玉木代表の人柄や家計第一の経済政策を見ての支持が多いんじゃないかなと思っています。

 

対案路線で行くと維新がいるし、対抗路線で行くと立憲がいるし、国民民主内には小沢一郎や原口がいる...となりますね。

 

あらゆる手段を使ってでも躍進させるなら、自民党石破茂や岸田あたりを呼ぶ選択はあります。が、彼らは安倍政権批判しても自民党から離党する動きはないし、緊急事態条項にも賛成しているうえ、逆に自民党から取り込まれるのでメリットは少ないでしょう。

 

現実に考えたら現状を維持して次期衆院選で50議席確保を狙うしかないと思っています。その後はひたすら忍耐を続け、時を待つのみです。