東京湾埋立開発案について考えてみた
今の東京湾の埋立地はあと20年で完全に埋め立てられます。そのためには新たに埋立地を確保しないといけません。
それと持続可能社会や諸問題解決のためにはそれなりの土地が必要です。東京湾埋立開発には海外のゴミを輸入して埋立てもいいし、数十年かけてもいいと思っています。
今回の内容はあくまでも口だけの部分が大きく、実行力となると?の部分があります。もちろん後述しますが、負の遺産の懸念も考えないといけないですね。
仕組みとしては埋め立て地は原則として国有地とします。採算が合う場合は民間や自治体に売却します。羽田空港や発電とかなったら売却しますし、自然保護や動物保護は土地保有は国有のままになります。
埋立地の歴史と失敗
江戸時代から東京や大阪は山を削ってでも土地は埋め立てられました。近代化する明治から昭和にかけても人口増加や工業化への対応でさらに埋め立てられました。
バブルでは東京では台場地区、大阪では舞洲夢洲咲洲が埋め立てられました。しかし自治体の税金を使ってやってしまったため、バブルが崩壊するとこれらは負の遺産となりました。
東京ではその後フジテレビ進出やりんかい線開業による商業やオリンピックに向けてのマンション開発などですぐ持ち直しましたが、大阪では財政危機宣言が出るほど大きな負債となりました。
咲洲は2000年代後半からは大学誘致やマンション進出、庁舎活用などでなんとか調子を戻します。舞洲はここ最近になってプロリーグの施設が進出するようになりました。
夢洲は大阪万博の会場となると同時にIRが誘致される予定です。負の遺産の処理に30年かかることとなります。
埋立地開発はリスクがあるし、箱物の批判はあるので費用対効果で使い方を考える必要がありますね。 もちろん公費よりも事業者が出せるような仕組みを作るべきですね。
東京湾の開発理由
理由としては
です。
具体的には
- 羽田近くに北京のようなハブ空港化
- 横浜辺りに大規模風力太陽光発電建設
- 幕張辺りににドバイのようなリゾート地
- 浦安辺りにに全国動物水族館統合後と絶滅危惧種保護のためのフロリダディズニーアニマルキングダムとディズニースカイ建設
- 川崎辺りに野性動物生息地とヒートアイランド対策の森林
- 市川辺りに大規模農場、養殖
- 東京に海の森構想とヒートアイランド対策、セントラルパーク化
- 津波対策のため埋立地域には防潮林植えたり防波堤建設
です。
羽田空港ハブ空港化
理想としているのは2019年9月にできた北京大興国際空港です。元々北京では年間1億人も航空利用しているため(羽田空港は8700万人)空港の処理能力の限界に対応するために建設されました。
羽田や成田も合わせて1.4億人も利用しているし、これから海外からの利用客や貿易なども増えそうなので、過密解消のためにはどちらにしろ必要でしょう。
これにともない、東京モノレールの延伸などは必要になってくるでしょう。
横浜辺りに大規模再生可能エネルギー
再生可能エネルギーのメリットは資源を輸入せずに電力を作れます。ただ火力や原子力のように大量の電力を作るには広い土地が必要な点です。
土地面積的に考えると効率化に努力し、太陽光を中心にしつつ巨大洋上風力を置くとすると100万kw(原発1基分)は見込めるかと思っています。
幕張のシンガポール化
これに関しては需要次第な面があるので埋立は後回しですが、ドバイやシンガポールを参考に施設や研究所、別荘などを誘致する考えです。
あるいはバイオ燃料やミドリムシや人工降雨の開発をしたりですかね。
ただバブル崩壊の失敗に備えて慎重に行う必要がありますね。
動物園・水族館の問題点と浦安ディズニー施設
日本国内の動物園と水族館の多くは赤字です。上皇陛下の姉が経営している池田動物園は赤字で動物が大変だのの声がありました。
公営なので仕方ない部分はありますが、入場者が減少している現状は一つに統合するしかないのではと思います。
旭山動物園や多摩動物公園、美ら海水族館とかは大丈夫だと思いますが...。
そこで全国の動物などを集めて浦安辺りにフロリダアニマルキングダムのようなのを作ろうという考えです。空をテーマにした野性動物などの保護をしつつ、アトラクションで入園者が増えるようにしてもいいと思っています。
川崎に動物施設、研究、殺処分対策
具体的に言えばコウノトリや雷鳥などの天然記念物の動物を保護する施設と思えばいいです。あとは絶滅種のニホンアシカやニホンカワウソ、ニホンオオカミなどを復活させ、野生復帰させる研究もさせることです。
九州にツキノワグマ復活、オオカミ復活に関しては畜産への補助金などの制度を導入した上で将来的に復帰させます。
オオカミが絶滅してしまった結果、猿や鹿などが増えて自然のバランスがくずれてしまったので、大量導入まではしなくても人里がいないところに導入してもいいかもしれません。
北海道にはロシアのオオカミ(30kg)、本州四国九州には中国のオオカミ(20kg)を導入することとなるでしょう。コウノトリやトキも海外産のを使って復活させましたからね。
犬や猫などの殺処分は問題になっているので、国立で引き取るような仕組みを作るのは必要だと思っています。同時にペットの輸入規制は強化すべきですが。
市川に大規模農場・養殖
日本の食料自給率は37%で生産額ペースでは70%です。上げるためには農場や養殖場を作るか、米や野菜と魚の消費量を増やさないといけないですね。
自由貿易推進論者は日本の農作物の輸出を拡大して安い海外産の輸入を増やす比較生産を唱えていますが、私個人は違うなと思います。
万が一自然災害でアメリカなどから食料輸入ができなかったら、供給不足で食料品が高騰し、悪性インフレになります。だから自給率が必要になります。
市川辺りには東京湾で捕れる魚やマグロなどの養殖をする考えです。魚食を増やして肉食を減らすことで結果的に自給率向上に繋がるのもあります。
中国は養殖業を大幅に増やした結果、世界一の漁獲量となっています。他にもロボット農業導入して供給力を上げたいですね。
東京都心部にセントラルパークを
東京都市部には緑自体は少なくないですが、公園と呼べる場所が少ないです。そこで新たな埋立地をセントラルパーク化する考えです。実際にはニューヨークのセントラルパークと大阪のてんしばを混ぜた感じ?
江戸時代の緑を取り戻すための部分はありますが、緑化することで都市の付加価値は上がるのだと考えています。
人工的に緑化することで野鳥を増やし、乗馬やスケボーができる施設やカフェなどを誘致。人工湖を作って川鳥や海鳥を呼び、小舟や釣りなどを楽しんだり...。
津波対策
人工島のデメリットとしては液状化現象に弱い点と津波や洪水に弱い点です。
特に津波です。夢洲みたいに土地を少し高くしつつ、防潮林で都心部への津波を食い止めて被害を最小限にしたいところです。
まとめ
結論から言うと羽田空港の拡張化は最優先です。他は埋め立て地を拡張しつつも需要に応じて段階的に計画を実行してもいいと思っています。
埋立拡張のためにゴミの輸入を中国や東南アジアから日本が引き受けるのはありですが、ゴミをアフリカの砂漠に輸出して砂漠緑化させたほうがありなのではと考えています。