零ノ至港

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憲法記念日から73年。憲法9条について

73回目の憲法記念日を迎える今回は憲法9条について書いていきます。

 

今の憲法9条は

  1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
  2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

となっています。

 

今回の内容は私が考える正しい改憲案と改正すべき部分、問題点を挙げます。


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憲法9条の問題点~非武装規定削除

私本人は憲法9条改正自体は賛成です。というか問題ありです。しかし自民党改憲案には歯止めがないなどの問題があるので反対です。

 

9条は平和主義だと言われていますが、それが必ずしも良い事とは限りません。一部の強者が他を強権支配し、反乱が全く起きない状態もまた「争いの無い平和な状態」です。

たしかに平成30年は戦争は起きていません。しかし、経団連の力が強大化し格差は拡大しています。平和主義はこれを正当化されかねません。

 

一番の問題は武装規定です。自衛のための戦争自体は反対しません。今の9条は攻められても抵抗せず大人しく搾取されろと言ってるのと同じです。

武力も核兵器も持たなかった結果、米軍に基地をおかれ、監視され、日米合同委員会など年次改革要望書で日本政府に圧力をかけるようになりました。今の時点で米国の属国状態です。安倍政権も枝野幸男代表も同じてす。

 

武装規定を削除して強い武器を保有すべきです。ただし自民党みたいに無用な戦争に加担したりなど歯止めは厳しくある必要はあります。後述しますが、軍隊や自衛隊明記には反対です。

 

自衛隊明記する必要はあるか?

安倍晋三改憲案では憲法9条に自衛隊明記を追加して合憲とすると発言しています。ネットの自民支持者も自衛隊明記がないのはおかしいと言っています。

 

私本人は自衛隊の明記も軍隊明記も不要の立場です。非武装規定を削除すればいい話でわざわざ明記する必要はありません。

 

軍隊明記や自衛隊明記をすると権力者が悪事の道具として利用されかねない懸念があるからです。

 

例えば権力者が独裁的に使ったりとか...

ないですが。

 

自民党9条改正案の問題点

歯止めがない懸念

しかし9条改正すれば戦争の危険が増すのも事実です。ウォール街やブッシュなどの戦争屋や国際金融資本勢力など、イラク戦争のような無用な戦争を推進する勢力はいます。

自民党内では安倍晋三案と石破茂案で対立していると言われていますが、両者とも共通している点は無用な海外派兵を抑制するなど歯止めをかける手段がないことです。

 

立憲山尾議員の改憲案に近いです。

  1. 海外派兵の禁止(イラク戦争など)

  2. 徴兵制の禁止

  3. 侵略戦争の禁止

等、徹底した歯止めを作るべきです。

 

結論から言うと安倍案も石破案もダメです。どっちも無用な戦争に加わろうとする事は変わらないですからね。

 

まとめ

私の憲法9条改正に関する見解は

 

  1. 武装主義を無くす(最低でも2項は削除)
  2. 海外派兵の禁止、徴兵制禁止、侵略戦争や搾取・抑圧を目的とする軍事行動の禁止など、徹底した歯止めを作る
  3. 軍隊明記はしない

 

です。安倍政権下であろうと案がよければ憲法改正に賛成します。野党は安倍政権下で改憲反対と叫ぶより、自民党改憲案を徹底的に批判すべきです。

上記の歯止めのうち、どれか一つでも欠けるのなら改憲賛成にはなりません。歯止めなき改憲には反対です。

 

あと国連の敵国条項削除が優先です。憲法改正してもしなくても中国などが敵国条項を悪用して宣戦布告される可能性がありますからね。