選挙の歴史と支持層の分布
2003
民主2100万
自民1680万
公明860万
共産465万
社民300万
左派190万
系政党
他12万
2007
民主2400万
自民1650万
公明770万
共産440万
社民260万
国民新党177万
新党日本127万
その他120万
この推移を見ると自民と公明の得票数自体はあまり減っていないとわかります。
流出するとしたら新党日本に流れた
くらいですかね。
また400万票増えたのでこれらが民主系に流れたと考えています。
2010
民主1850万
自民1410万
みんな795万
公明765万
共産360万
社民225万
た日123万
新改117万
その他120万
2007年より得票数が150万票減っています。
民主550万自民150万がみんなに流出か。これらが第三極支持へと繋がるでしょうか。
共産社民に関しては150万票が民主党に流れたのではないでしょうか。
2012
自民1685万
維新1225万
民主960万
みんな525万
共産350万
社民140万
その他65万
前回より140万票増えました。これは日本維新に流れたといいでしょうか。
2010年に民主に投票した人のうち700万人が維新に流れます。みんなの党やその他政党からは270万人
、た日から120万票が流れます。
日本未来の党は360万票ですが、これらは後に大多数は共産→立憲→れいわに流れることとなります。
社民から80万人、民主からは200万人、その他政党から80万人流れた形です。
自民はみんなの党に流れた支持層を取り戻した形です。しかしここから公明党の衰退が始まります。
2013
自民1765万
公明755万
民主715万
維新635万
共産515万
みんな475万
社民125万
生活95万
左派90万
政党
その他70万
民主党がさらに票数を減らした理由は組織票の低下です。2016年には280万票になりますが、当時は150万票と低迷気味です。
維新やみんななどの第三極票も低迷しました。
自民と公明、共産党の場合は地方に議席を多く獲得している点で投票率の悪影響を受けません。日本未来の党系は政治関心の高い野党無党派層と考えられます。
一方、共産党は日本未来の党に投票した層の一部を吸収したため躍進しました。社民党は衰退傾向になっています。
2014
自民1765万
民主975万
維新840万
公明730万
共産600万
次世代140万
社民130万
生活100万
その他37万
2016
自民2010万
民進1170万
公明760万
共産600万
維新515万
社民155万
自由105万
こころ73万
新改58万
左派45万
政党
その他100万
2017
自民1850万
立憲1100万
希望950万
公明700万
共産440万
維新340万
社民95万
その他60万
2019
自民1780万
立憲800万
公明630万
維新490万
共産450万
国民360万
れいわ230万
社民100万
N国100万
左派政党25万
その他50万
支持層別と人数
自民党支持層
自民党を支持している人の推定は1700万人です。2007・09年の国政選挙で自民党が大敗しましたが、得票数自体は変わっていません。
自民党は組織票が強いと言われていますが、実態は組織票に依存していません。過去の参院選の比例個人得票を見ると約1 /10です。
またネットの自民支持層の組織票は去年参院選での和田正宗+佐藤正久得票数を合わせた約55万票です。ツイッターではハッシュタグに #比例は和田まさむね #比例は佐藤まさひさ と出てましたね。
公明支持層
公明党を支持している母体は創価学会です。創価学会は組織力が高く、国政選挙にも大きく影響しています。
組織力は自民党よりは上回ります。しかし、最近は勢力に陰りがでています。
参院選公明党の個人票の推移を見ますと、創価学会の組織票は2013年は推定420万人、2016年は推定360万票あったのに対し、2019年は推定220万人と下がっていってます。
公明党を一般に支持している人は推定350~400万人です。政党支持率で共産や維新といい勝負している理由がわかりますね。
旧民主党系支持層
かつての民主党支持層は自民以上の力はありました。しかし2012年に支持層が分散し、自民一強の状態となっています。主に立憲や維新を支持している人が多いです。
立憲・維新・国民・れいわを合わせると計2000万票となり、自民党を超えます。
つ
民主(立憲・連合)支持層
民主党(立憲国民の)の支持層は推定920~950万人です。今の民主党支持層は立憲支持層と立憲国民の連合票を合わせた総計となっています。
連合票は推定250万人です。去年の参院選では立憲は80万人、国民は120万人の組織票となりました。そのため組織票の変動はややあります。
最近立憲の支持率が下がっているとの声はありますが、純粋な支持層自体は減っていないのは確かです。正直組織票の伸びの余地はあると思っています。
第三極支持層
第三極支持層は最低でも推定800万人はいます。ただ潜在的には1000万人以上はいるではないでしょうか。
特徴としては第三極政党を支持していますが、投票率が低いことです。なので潜在的と言う表現をしました。
2019年参院選では推定で490万人が維新、240万人が国民民主、70万人がN国に入れています。
国民民主は市民連合協定に入っているので第三極とは言われませんが、これら三党を合計すると2014年の維新の党と得票数は近いので、第三極支持層からは流れていると考えています。
野党無党派層
野党無党派層は2011年3月の震災や福島原発事故を気に野党無党派層になった勢力だと推測しています。推定350~360万人です。
2012年の衆院選では日本未来の党に投票。13年参院選には生活・共産・緑の党に分散。
14・16年には250万人が共産党に流れたため、共産は大躍進しました。
2017年衆院選では自由党に投票した100万人と共産党に入れた150万人の人が立憲に流れました。19年には立憲に流れた人がれいわなどに流れます。
現在では野党無党派層350万人のうち、
れいわに流れた人が推定250万人、
共産に流れた人が推定100万人です。