衆院選議席獲得予測(2021年1月)
今回は2021年1月現在時点で衆議院を解散したときに衆院選議席獲得を予測します。
菅内閣は衆院補選がある2021年4月解散するとの推測がでています。がしかし、自民は候補者擁立を断念したため、解散は任期満了近くの9月になると思います。
議席獲得予測
⚠️無所属は各所属会派に含めています。
選挙区 比例 合計 得票率
自民 177 69 246 32.6%
公明 9 24 33 12%
立憲 84 40 124 20.1%
維新 10 21 42 12.6%
共産 1 11 12 8.2%
国民 7 4 11 4.6%
れいわ 0 7 7 5.5%
社民 1 0 1 1%
その他 0 0 0 3.4%
自民(18)立憲(11)維新(6)公明(6)共産(4)れいわ(3)国民(2)
⚠️その他:社会民主党、NHKから国民を守る党(ゴルフ党?民主党?)、日本第一党、幸福実現党など
北海道
自民(3)立憲(2)公明(1)維新(1)共産(1)
東北
自民(6)立憲(3)公明(1)維新(1)共産(1)国民(1)
北関東
自民(7)立憲(5)公明(3)維新(1)共産(1)れいわ(1)国民(1)
南関東
自民(8)立憲(5)公明(3)維新(2)共産(2)れいわ(2)
東京
(日本第一党が比例出馬するため、自民票は3%くらい減る前提)
自民(6)立憲(4)維新(2)公明(2)共産(2)れいわ(1)
北陸信越
自民(5)立憲(3)公明(1)維新(1)
東海
自民(8)立憲(5)公明(3)維新(2)共産(1)国民(1)れいわ(1)
近畿
維新(9)自民(8)公明13%(4)立憲(4)共産(2)れいわ(1)
中国
自民(5)立憲18%(3)公明14.5%(2)維新10%(1)
四国
自民(3)維新(1)立憲(1)公明(1)
九州
自民(8)立憲(5)公明14%(3)維新(1)共産(1)れいわ(1)国民(1)
全体
自公が引き続き衆議院過半数を確保しますが、議席減少して2/3割れになるのは確実です。自民単独でも安定多数に規定されている議席数よりは減ります。
立憲と共産は議席数はほぼ同じくらいと見ています。伸びるのは第三極政党だと推測します。
維新は前回より約3倍の議席を獲得するでしょう。大阪選挙区と比例で伸ばしそうです。
国民は選挙区で7人、比例で4人と倍近く増えると推測します。
れいわは初めて衆議院に進出となります。
自民公明
自公は野党候補一本化と維新躍進の影響で今より議席数が減るのは確定です。今の菅政権に選挙に行かない人を掘り起こすのは厳しいでしょう。
それでも政権交代されるまでの打撃は受けないと見ています。
立憲・共産・国民・社民
立憲は支持率上がっていますが、前回が勝ちすぎたことや維新やれいわとの競合で同じくらいだと思います。ただ、選挙区の情勢や他政党の支持率次第では増えることも減ることもあります。
共産は前回と同じ12議席と予測していますが、立憲と維新が躍進した前提での試算です。立憲と維新次第では2議席増加すると思います。
また東京と京都で選挙区をとれればさらに増えますが、共産候補だと一部立憲支持層と維新支持層などが自民に流れているのが傾向です。
国民は地盤の固い選挙区が4つ、立憲共産との選挙調整で勝てる選挙区は3つで計7議席、比例は4議席と予測しています。ただ、立憲や維新の伸び次第では比例1議席の可能性があります。
社民は選挙区で1人とれますが、比例は立憲との合流の影響で議席獲得は厳しいと思います。
維新
維新は前回の選挙で負けすぎたため、さすがに増えると思います。最低でも20議席はとるでしょう。
現段階では支持率が低下していますが、2019年参院選よりは高く、選挙に近づくと支持率が毎回上がっています。
地盤である大阪では選挙区で勝つようになり、比例では全国進出して第三極政党として存在感を示そうとしているのでしょう。次期選挙後の衆議院は自公維で2/3なので影響力は拡大するでしょう。
れいわ・その他政党
れいわ新選組は現段階でも大都市中心に比例3議席は可能です。前回参院選の結果を試算すると6議席とれると見ています。
またれいわは選挙に行っていない層を掘り起こせると見ています。前回参院選では立憲とれいわの合計が前回衆院選の立憲の得票数とほぼ同じなため、立憲かられいわに流れたと見ています。
しかしれいわが選挙区に擁立した東京都では立憲れいわ合わせて約10万票増え、東京都有権者全体の1%をとっています。2020年齢都知事選でも新たに5万票は掘り起こしたと推測しています。なのでれいわが得票を増やす可能性があるため、7議席の予測です。
その他政党ではN国は全員落選確定ですが、政党要件を満たしているN国は得票数を増やせば政党交付金が増額されます。
また日本第一党は今のところ東京に擁立していますが、2020年都知事選では3%の得票率を確保しています。2022年参院選に進出する可能性はあります。