零ノ至港

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尼崎市議会選挙の情勢と議席獲得予測~公明が第一党維持、維新が躍進予想  

尼崎では公明・維新が強い地盤

2021年6月6日に行われる尼崎市議会選挙。

 

尼崎市議会では42人のうち12人を公明党議員であります。対して自民系議員が7人と公明が第一党の座についています。

 

2019年参院選では公明得票率が20%を超える強さを誇り、参議院選挙区では自民支持層から4割以上確保し、30%を超える得票率を確保しました。尼崎の自民支持層は公明にかなり親和的だとわかります。

 

また維新も強く、尼崎市では維新が最も政党支持を得ています。2019年参院選では兵庫県平均より約4%高い得票率を確保しました。そして2021年には宝塚市で維新得票率を大幅に増やし、勢いを増しています。公明党選挙対策本部曰く、「維新が猛迫している」とのことです。

 

という感じで維新、公明、自民で70%近くの得票数を得ているのが尼崎です。

 

2019参院選得票率(参考)
維新25.87%
自民22.17%
公明20.87%→参議院兵庫では30.5%
共産10.01%
立憲9.34%
れいわ3.96%
国民3.01%
古い2.59%
社民1.35%
その他0.89%

2021現在の勢力(参考)推定
維新30.70%
自民20.34%(選挙区は10.11%)
公明17.27%(選挙区は27.5%)
立憲13.56%
共産9.18%
れいわ3.88%
古い2.94%
国民1.39%
社民0.74%

 

立候補者数(57)
民主系(立憲・国民・社民)14
維新13
公明12
自民系10
共産6
れいわ系1
古い1

 

 

議席獲得予測

維新12
公明12
民主系7

(緑のかけはし・市民グリーンクラブ)
共産5
自民系4

(あまがさき志誠の会)
れいわ1
NHK1

 

尼崎市議会選挙考察

維新:躍進予測

維新は13人擁立しました。うち12人は当選すると推測しています。

 

なぜなら2021年5月に行われた宝塚市議選補選で維新候補の得票率が2019年参院選より約7%上昇したからです。それ以前の選挙でも維新候補の得票率が上昇傾向であります。

 

公明:全員当選予測も...

公明は今回も12人全員当選する予測です。自民支持層から多く吸収しているため、有利な戦いができます。

 

しかし、ここ最近の公明は投票率関係なく地方選挙で4年前より約15%前後は得票数が低下しているようです。そのため全員当選はできても苦戦は予想されます。

 

 

(緑のかけはし・市民グリーンクラブ):候補者乱立の影響で苦戦予想も

緑のかけはし・市民グリーンクラブは無所属議員が大半ですが、ほぼ立憲・国民・社民に所属しています。

 

今回は維新の躍進と多く無所属候補者が擁立されているため、苦戦が予想されます。

 

共産:乱立選挙の恩恵を受け、議席数を維持か

共産は4年前より得票数が25%減少しています。しかし、無所属議員が乱立している状況のため、組織力がある共産は優位であると見ています。

 

尼崎では民主系政党はそこまで強くないため、優位に立てるでしょう。場合によっては自民系会派より力を持つ可能性はあります。

 

あまがさき志誠の会:共産並みか以下にまで大敗予測

自民系はここ最近の地方選挙で苦戦しています。理由は立憲・維新の躍進と支持層が公明へ逃げられている点です。

 

自民支持層が公明へ逃げていると考えると4議席予測となります。

 

れいわ(山本太郎個人推薦):田中じゅんじ候補は市議会議員に復帰できるか?

れいわ、というよりは山本太郎代表推薦のため、実質的にはれいわ候補として扱います。

 

ちなみに尼崎市でのれいわ得票率は3%を超えていますので、フル活用すれば議員復帰の可能性は高まります。果たしてどうなるか?

 

古い党:前回並みの力を維持できれば当選も

古い党からは現職議員1人います。前回はどうにか当選しました。

 

しかし党名変更で苦戦する可能性もあります。